【契約前】賃貸契約の注意事項-タイ人エージェントを使う場合
賃貸契約の注意事項-タイ人エージェント編-
本記事は体験談を含めた賃貸取引の注意事項を記載する。
問題が発生してしまう背景としてタイでは宅建協会や取引業法が存在しない為、誰でもエージェント業ができてしまう。
薄利事業にも関わらず、誰でもできる仕事の為、様々なエージェントがおり、新規参入会社も後を絶たない。だからこそエージェント選びには注意しないといけない。
もし不注意な契約方法を取られてしまった場合、例えば予約金を騙し業者(人)に払ってしまう。家賃をオーナー様に認められていない騙し業者(人)に払い続けてしまう。また家賃を正規に払っていない為、入居後に問題発生してしまっても文句を言う先はなくなってしまう。誰も責任を取る事ができず、払った本人が損をしてしまうだろう。
体験談の背景事項は以下
日本人のお客様(タイに住んで3年)。彼女(タイ人)と住む為にMRT Rama9駅近くの割安2bedroomに転居
彼女がタイ人とはいえ、タイ人エージェントを介したくない為、弊社にお声掛け頂いた。
【賃貸取引の問題点】念のため記載するが、全員が本事例と同じではない事はわかっていても、トラブルに巻き込まれない人が少しでも減るように記載致します。
【物件情報】某超人気エリアの2bed
日本人のお客様が限定予算かつその物件限定で仕方なくタイ人エージェントを介する。
問題点
①予約金の支払いの支払い先が そのエージェントの銀行口座。通常オーナー様口座直接であるべきだと思う。
②予約金が一カ月分を要求。
→交渉して10000thbに変更
③オーナー様のID numberや名前を聞いているのに3日、返信なし。
④返信があったら、オーナー様がまた別の代理人を通しているからその人のIDcardと銀行口座を送ってくる。
しかも委任状もなし。
⑤委任状を求めたところ、契約時に渡すと回答される。
→契約時に渡すという事は、事前にその委任状の裏どりができない。さらに契約時となると、お客様もその場に契約金を持ってきてしまう。もし問題があれば、お客様に迷惑をかけてしまう。
⑥とんでもない回答だったため、事前に写メでも委任状を送付してもらうようにエージェントに依頼すると、明らかに嫌そうな態度をとられる。
特に契約前は万が一にも騙されてないか色々と確認しながら進めていかないのがエージェントの信条のはず。
エージェント間の国籍が違えば、なおさらそうであるべき。
信頼性のない行動を平気で取り続けてくるこのエージェントの行動は間違いなく信頼性に欠けるだろう。
2017/11/18